Translational Research振興事業
日本循環器学会では、循環器領域におけるわが国の臨床研究を推進するため大規模臨床試験の支援を行ってきました。最近の再生医学の進歩も含めて、臨床応用・実用化の直前にある最先端の循環器基礎的研究やTranslational Researchを学会の研究支援事業の一環として位置付け、わが国の先進医学研究の振興に寄与すること目的としています。 本事業は2015年度をもって終了となります。 ●採択事業実績 2015年度:1件 「ナチュラルキラーT細胞活性化による新たな重症心不全治療の実用化」 研究代表者:筒井 裕之 (北海道大学大学院医学研究科循環病態内科学) 2014年度:2件 「心房細動の発症・重症化予測アルゴリズムの構築と個別化医療」 研究代表者:古川 哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所・生体情報薬理学) 「心筋病理細胞核クロマチンスコアを用いた重症心不全可塑性臨床診断指標の開発と実用化」 研究代表者:坂田 泰史(大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学) 2013年度:2件 「腸管免疫と腸内細菌叢への治療介入を行う新規動脈硬化予防法の開発研究」 研究代表者:平田 健一(神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野) 「新規ペプチドを用いた重症下肢虚血に伴う難治性皮膚潰瘍治療薬の開発」 研究代表者:樂木 宏実(大阪大学大学院医学系研究科老年・腎臓内科学) 2012年度:2件 「不整脈疾患における先制医療としての遺伝子診断と機能解析の開発」 研究代表者:堀江 稔(滋賀医科大学医学部内科学講座循環器内科) 「難治性大動脈炎症候群に対するトシリズマブの有効性を検討する多施設臨床試験」 研究代表者:瀧原 圭子(大阪大学保健センター(兼)大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学) 2011年度:2件 「ES/iPS細胞心筋分化システムを用いた新しい心筋分化再生治療薬の開発」 研究代表者: 山下 潤(京都大学再生医科学研究所) 「血管形成術における核酸医薬溶出バルーンおよびステントの安全性と有用性の検討」 研究代表者: 磯部 光章(東京医科歯科大学循環制御内科) 2010年度:2件 「急性心筋梗塞に対するエリスロポエチンによる慢性期心機能改善効果に関する研究―U」 研究代表者: 小室一成(大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学) 相澤義房(新潟大学大学院医歯学総合研究科器官制御医学) 「ヒト皮下脂肪組織由来間葉系前駆細胞を用いた重症虚血肢に対する血管新生療法」 研究代表者: 室原豊明(名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学) 2009年度:1件 「ヒトiPS細胞由来心筋樹立による家族性突然死症候群の病態解明と治療法の確立」 研究代表者: 福田恵一(慶應義塾大学医学部再生医学教室) |