【開催日時】
2024年11月27日(水)19:00~20:00
【座長】
菅原 政貴先生 (兵庫医科大学ささやま医療センター)
【演者】
大石醒悟先生 (医療法人社団まほし会 真星病院)
【イベント内容】
【参加費無料】ダイバーシティ推進委員会Next Generation部会(旧U-40部会)が企画する新たなwebinar “JCS Channel presented by Next Generations” はNext Generation部会メンバー座長のもと、スペシャルゲストをお招きし、循環器領域に限らず様々なトピックについて語って頂きます。第9回は「循環器内科医に知っておいてもらいたい心不全の緩和ケア」として医療法人社団まほし会 真星病院の大石醒悟先生にご講演頂きました!
【講演概要】
JCS Channel Presented by Next Generations シリーズ 第9回「循環器内科医に知っておいてもらいたい心不全の緩和ケア」
講演は日本循環器学会の代表理事に就任した小林 欣夫先生(千葉大学医学部附属病院 循環器内科)。「海外留学のすすめ」というテーマで、若手医師に向けて自身の経験を交えながら講演を行っていただきました。
- 🏥 大石先生の経歴
北海道大学卒業後、国立循環器病研究センターや姫路の循環器専門病院などで勤務。 - 💡 講演テーマ:心不全の緩和ケア
循環器内科医に知ってもらいたい「心不全の緩和ケア」について、経験を交えて解説。 - 🔄 緩和ケアの誤解と葛藤
緩和ケアは「治療終了後の穏やかな医療」という誤解から、並行提供の必要性に気づいた経緯を共有。 - 🧑🤝🧑 患者との出会いが転機に
初期の体験から緩和ケアの重要性に気づき、看護師らとともに勉強会をスタート。 - 📚 チーム活動の立ち上げ
2015年に「患者支援緩和ケアチーム」を設立、6年間で324件の相談に対応。 - 🏠 多様な支援と退院先
全員が看取り対象ではなく、自宅退院など多様な支援が行われた。 - 📖 緩和ケアの正しい定義
WHO定義をもとに「疾患そのものの治療を否定せず、QOL向上に寄与する」アプローチと再確認。 - 🧠 誤解の背景と再認識
緩和ケア=がん終末期というイメージを修正し、心不全にも重要な支援であると強調。