JCS Channel Presented by Next Generations シリーズ 第8回「海外留学の勧め」

【開催日時】

2024年10月21日(月)19:00~20:00

【座長】

谷口 達典 先生 (大阪大学国際医工情報センター)

【演者】

小林 欣夫 先生 (千葉大学 医学部附属病院)

【イベント内容】

【参加費無料】ダイバーシティ推進委員会Next Generation部会(旧U-40部会)が企画する新たなwebinar “JCS Channel presented by Next Generations” はNext Generation部会メンバー座長のもと、スペシャルゲストをお招きし、循環器領域に限らず様々なトピックについて語って頂きます。第8回は「海外留学の勧め」として日本循環器学会 代表理事 千葉大学医学部附属病院の小林欣夫先生にご講演頂きました!

【講演概要】

JCS Channel Presented by Next Generations シリーズ 第8回「海外留学の勧め」

講演は日本循環器学会の代表理事に就任した小林 欣夫先生(千葉大学医学部附属病院 循環器内科)。「海外留学のすすめ」というテーマで、若手医師に向けて自身の経験を交えながら講演を行っていただきました。

小林先生は、専門性を高め、充実した医師人生を送るために海外留学を推奨しています。留学先決定においては、上司の紹介、留学経験のある医師への相談、直接交渉、助成金獲得などの方法があると説明し、自身のイタリア留学の経験を語りながら、留学準備の重要性や留学生活での心構えについて具体的に説明してくださいました。

特に、留学前に研究実績を積んでおくことの重要性(学会発表や論文執筆など、日本循環器学会での活動を通して実績を積むことが推奨されています)

  • 語学力向上の必要性
  • 経済的な準備の必要性
  • 家族同伴のメリット・デメリット
  • 現地の生活への適応

講演全体を通して、小林先生のユーモラスな語り口と具体的なエピソードにより、海外留学の魅力と現実がリアルに伝わりました。
また、日本循環器学会としても若手医師の育成、特に海外留学を積極的に支援している姿勢をお聞きすることができました。 

さらに、ウェビナーの最後には日本循環器学会についての話題があり、学会がどのように組織され、若手医師や多様性の推進にどのように取り組んでいるかといった内容も含まれ、視聴者にとって有意義な情報が提供されました。

  • 💼 留学の理由: 医師過剰時代の中でスキルを高め、生き残るための手段として留学。
  • 📈 キャリアと成長: 臨床スキルと研究経験を積む機会。実績が必要で、助成金申請も重要。
  • 💰 費用と準備: 貯金や資金計画が必要、特に円安が課題。
  • 🧳 現地生活: 給与なしの可能性、生活費の節約が必要。
  • 🇺🇸 コロンボ博士がアメリカで働いていたのを知っていたため、1月に帰国後にアメリカに誘われた。
  • 🏥 ニューヨークの有名な病院、レノックスヒルで勤務。病院はセントラルパークやティファニーの近く。
  • 👶 家は5階でエレベーターがなく、小さな子供を抱えての移動が大変だった。
  • 🪑 家具はなく、最初はレンタル家具で生活を始めた。
  • 💼 ソーシャルセキュリティ番号取得や電話の契約など、日常の手続きが大変だった。
  • 💬 アメリカでは自己主張が大事。自分から給与の交渉も行った。
  • 🏢 病院では医師1人と技術者1人で仕事が進むなど、日本と異なるシステムで効率的。
  • 🌍 世界中の研究者と仕事をする機会があり、留学生として様々な国の人々と交流した。
  • 💪 日本人として自己主張や交渉力を身につけ、困難に立ち向かう必要があった。
  • 🌍 留学と成長: 海外での経験は個人の成長に大きく貢献し、意思があれば誰でも挑戦できる。
  • 📈 新技術の重要性: 新しいデバイス導入が研究・論文作成において重要。日本でも技術革新が進めば成果の出しやすさが向上する。
  • 🧑‍⚖️ ダイバーシティと若手育成: 若手や女性の活躍が今後の医療分野で重要。各委員会で積極的に機会を設けている。
  • 📊 世代交代の課題: 若手医師の減少を防ぐため、医療分野の若返りと継続的な発展が必要。
  • 🖥️ ハイブリッド会議推進: 地方会をハイブリッド形式にすることで、多くの医師が参加しやすくなる。
  • 🔄 諦めず行動: 声を上げ、行動することが変化をもたらす。言わなければ何も変わらないので、意見を積極的に表明する。
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