第77回日本循環器学会学術集会を主催して

 第77回日本循環器学会を2013年3月、横浜で開催させて頂きました。登録された参加者数は国内外から15,123名と昨年より1,316名増え、企業展示や学術集会スタッフ、公開講座の参加者を含めると約2万弱の方々に参加を頂きました。
23の講演会場、ポスター会場はどこも朝早くから夜遅くまで循環器を学ぶ医師であふれ、熱気に包まれておりました。日本発の研究・薬品・機器が海外に発信され、国内外の人々の為に役立って欲しいという願いから本学会のテーマを「世界に翔ばたく日本の循環器病学」と致しました。循環器学会として数多くの新しい試みも取り入れました。市民公開講座は「知って得する習慣病対策のコツ」、「命の大切さを考えるー禁煙推進と心肺蘇生法」とのテーマで行い、いずれも大好評でした。
日本循環器学会学術集会は、最先端の研究発表および討議のみならず、世界の医学者・医師の交流や専門医のレベルアップを図るとともに、社会の一員として市民への啓蒙活動を積極的に行ないました。
ここに、学術集会を無事終了できましたことをご報告し、心よりお礼申し上げます。

                          第77回日本循環器学会学術集会
                                   会長 水野 杏一