日本循環器学会会員の皆様へ

第75回日本循環器学会総会・学術集会
会長 小川 聡


去る3月11日に発生した東北関東大震災で被災された皆様へ心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々へ心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された地域の一日も早い復興をお祈りしております。
 かねて準備を進めて参りました第75回日本循環器学会総会学術集会開催を3月18日からに控えたこの時期に、予期しない未曾有の大惨事に遭遇し、会長として対応に苦慮しております。将来の循環器医療を担うべき医師、コメデイカルの皆様に、最先端の研究、医療に触れて頂く場を提供すべく万全の準備を進めて参りましたので、どのような形に縮小してでも学術交流の機会だけは提供したいという強い思いでおりました。
 しかしながら、今回の東北関東大震災の全容が明らかになる程にさらに被害が拡大する状況にあって、被災地において負傷者の救急医療に全力であたっておられる東北地区の会員や、救護チームとして全国から派遣されている会員の先生方のご苦労を考える時、我が国の救急医療の一翼を担う日本循環器学会として何をすべきは明確であります。会長としては断腸の思いではございますが、第75回学術集会の中止を決意せざるを得ない状況であると判断致しました。松崎益徳理事長をはじめ、理事会や関係各位との協議の結果であることも付記させて頂きます。会員諸氏におかれましては、学術集会にご参加される代わりに、医師として、また一人の人間として、できる範囲で救護・支援活動に尽力頂けますよう祈っております。
 
最後になりますが、プログラム編成、一般演題査読などを含め、今回の学術集会の準備にあたり多大なご協力を頂いて参りました多くの先生方、また学術集会で日頃の研究成果をご発表頂くべく準備をしてこられた先生方には大変申し訳なく存じております。会長として心からお詫び申し上げます。

以上